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省エネ基準義務化

省エネ基準義務化

淳.EBIの設計室のわななき【2024年02月02日】


 

2024年も始まって早くも2月です。
毎年、あっという間に1月が終わってしまうと感じるEBIです。
このままの体感では7月に開催するパリオリンピックの時期もすぐに近づきそうですね。
サッカーのアジアカップもそうですが、今年もスポーツで盛り上がれるような年になることを期待しています。
ちなみにパリオリンピックでは「クライメット・ポジティブ」という二酸化炭素の排出量を減らす取り組みが行われるそうで、競技場へのペットボトルの持ち込みが禁止になるそうです。
今回はオリンピックでの環境課題につなげてお話しします。

 

 

前回のブログで少し話題に出しましたが、省エネ基準適合の義務化についてお話していきます。
2050年カーボンニュートラルの実現に向けて原則すべての新築住宅・非住宅に省エネ基準適合の義務化が2025年4月から始まります。
義務化は増改築を行う部分にも適合する必要があります。

「カーボンニュートラル」とは温室効果ガスの排出を全体としてゼロにするというものです。
省エネ基準の適合するに当たって住宅では、外皮性能基準と一次エネルギー消費量基準を非住宅では一次エネルギー消費量基準に適合する必要があります。
外皮性能は壁、屋根、床などの断熱性能を求め、一次エネルギー消費量は使用する設備のエネルギーを算出して基準値以下になっているか確認します。
この基準値を満たしていないと着工することができなくなってしまいます。

 

 

上の図は各地の省エネ基準地域区分になります。
寒い地域は数字が小さく暖かい地域は数字が大きくなっていると思いますが、数字が小さい地域ほど省エネ基準が厳しい地域になるのです。
全国同じではなく地域区分ごとに適合基準があり、皆さんのお住いの地域、これから住みたい地域がどの区分になっているのか探してみてください。

例を出すと栃木県宇都宮市では地域区分5になり、省エネ基準を適合するためには最低でもUa値を断熱等級4の基準以下にしなければなりません。
Ua値というのは室内から壁や床、窓を通じてどれくらい熱が逃げてしまうのかを示した値で、数値が低ければ断熱性が高いということになります。
このUa値を下げるためには断熱材の性能を上げる、トリプルガラス、基礎断熱、ログ厚を太くするなどが方法としてあります。
皆さんは2025年4月から省エネ基準というものが義務化されて各地でその基準が違うんだと覚えていただければと思います。

我々は来年の話だからとは思わずに、全国のログハウスファンの人々がログハウスを建てられるようにどの地域でも省エネ基準を満たしていることを証明するため設計部は着々と準備を進めている最中ですので、ご安心ください。
カーボンニュートラル実現だけでなく、これからも多くの人にログハウスの魅力を伝えていくことを忘れずに設計部一同成長していきます。

 

 

 

 

淳.EBIの設計室のわななき【2024年02月02日】




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