ﾊﾞﾚﾙ(樽)型ｶﾞｰﾃﾞﾝﾊｳｽ「ｹﾐ」登場！

ちゅらるの営業日記【2022年06月29日】

bbログハウスファンの皆様、いかがお過ごしでしょうか。
激暑い中、拙者一応元気でありますが、突然お客さまに呼ばれて遠方への出張、車で冷房かけて行くのですが汗だくになってしまいます。
この汗だくは生きている実感があっていいのですが、熱中症には気をつけてください。
昨年の夏は親戚の農家の叔母さんが畑の草取り最中に倒れて亡くなってしまいました。
皆様くれぐれも気をつけてください。

唐突ですが、みなさんが子供のころ、どんなTVアニメを見ていましたか？
キャンディ・キャンディ、巨人の星、天才バカボン、あしたのジョー、ドラゴンボール、キャプテン翼、ガンダム、名探偵コナン、妖怪ウォッチ、イナズマイレブン、ワンピース、プリキュア、クレヨンしんちゃんなどなど。bb社内でも聞いてみると、世代によって千差万別です。昭和のアニメ、平成のアニメ、いろいろなタイトルが出てきました。

しかーし、どの世代でも見たことがあるのが、ドラえもんとサザエさんだと思います。
この２つには共通してよく登場するものがあります。一体、何だと思いますか？
それは、空地の「土管」です。
（厳密に言うと、粘土で焼かれたものが「土管」でコンクリート製のものは「ヒューム管」と言うので、実際にはヒューム管です。）

ドラえもんでは、のび太やジャイアンが、空き地に３つ積まれた土管の上に腰掛けたり、土管の中に寝そべったりと、サザエさんではカツオくんがササエさんから逃げ延び、土管の中の曲線を背もたれに腰掛けたりする風景が思い出されます。
では、なぜ空地に土管なのでしょう？
ネットで検索していると、次のような分析がありました。

高度成長期の置き土産
藤子不二雄作品などに空き地や土管が描かれたのは、主に昭和30年代から40年代。それはまさに日本の高度経済成長期と重なる時期です。
日本では都心だけでなく各地で工場などの工業地域が作られ、またそれに伴い住宅地も広まっていきました。そういった工業地や住宅地を開発するにはインフラの発展も不可欠です。水道や下水を普及させるにはパイプの役割を果たす土管が不可欠でした。
発展途中の町には空き地も数多くあり、そこに一時的に保管する資材として、土管がよく置かれていたのです。もちろん空き地となると子どもたちの格好の遊び場。現代よりも子供の数も多かったため、公園だけでは子供の遊び場は足りなかったのです。

また現代より土地の管理などもしっかりしていなかっため、そのような場所に子どもが入り込み、土管を椅子代わり、隠れ場所代わりの秘密基地にして遊んでいたのです。

　（『ヨムーノ　2021年03月22日更新　空き地に土管は何故あった？』より）

やがて空き地そのものが少なくなり、現代では下水のパイプもプラスティック製の細いものが使われるケースが増えたこと、土管が崩れる危険性から次第に空き地も土管もわたしたちの目に触れることがなくなっていきました。
そんな今でも、ドラえもんアニメでは空地の象徴として、土管を見ることができます。拙者も土管でのんびりと寝転がりたいなと思うことがあります。寝転ぶ目の先には、青い空と白い雲、草の穂にはトンボです。

円柱形を寝かせた形を、バレル（樽）型とも呼びますが、拙者だけでなく、世界にもそんなスペースに寝てみたいという思いが共通してあるようです。
ドイツのリューデスハイムにある「ホテル・リンデンヴィルト（Hotel Lindenwirt）」では、ワイン樽を改造して作られたホテル。