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パラリンピックに心暖まる

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ちゅらるの営業日記【2021年09月10日】


 

13歳の和合由依さんの演技「片翼の小さな飛行機の物語」でパラリンピックは開幕しました。

腕と足に先天性の障害がある和合さんは、普段も車いすで生活をし、左手も自由に動かすことができません。今回の開会式では「障害者を片翼の飛行機で表現すること」について批判する意見もあったようですが、人それぞれに意見・感想があるのは当然だと思います。
ただ、和合さんのTVのインタビューで「小学校のときの介護員の先生や、他にも今お世話になっている学校の先生、家族、おじいちゃん、おばあちゃんに今の自分の姿、演技している姿を見てもらいたくて応募しました」というのを聞くと、私の存在を見て!の表現だったと心から感動しました。

普段使う電動車いすではロボット感が出てしまうと、手動車いすを使い自力でこぎ、空を飛ぶシーンで最後に手を広げ飛ぶときは、あまり使えない左手も実はちょっと動かしていました。
「そういうところを頑張りました」と言っています。
演技が終わり舞台裏に引きあげると、父親の姿を見つけ13歳は人目をはばからず泣いたそうです。

そんな折、この話を読んでみなさいと弊社会長よりメールが届きました。

コーダ (CODA, Children of Deaf Adultの略。聴こえない親に育てられる子供たち)であるライターの五十嵐大さんが、幼いころより母親に言われた「将来、もしも結婚するとしたら、聴こえる人としなさいね」という言葉、そして同じくコーダであり、耳の聴こえないパートナーと一緒になった岩田真有美さんについて書いた記事でした。

 

 「わざわざ聴こえない人と結婚する必要ない」ろうの親が娘に伝えた言葉の“本当の意味”(記事リンク)

 

幼いころから、ろう者の祖父母と両親に囲まれ育った岩田さんにとっては、聴こえない人たちと一緒にいるのはとても自然なことで、彼女にとって手話はひとつの言語であり、聴こえる人と結婚して手話がまったく存在しない環境にいる自分は想像できなかったとおっしゃっています。

岩田さんも当初は家族にろう者との結婚を反対されていました。
それは子どもに自分と同じ苦労してほしくないという親心であると同時に、親が自身を否定するということであって、そんなことを言わせてしまう抑圧的な社会に悲しくなったそうです。
岩田さんは、聴こえない家族たちにもっとコーダである自分を頼ってほしい (ろう者について知識がない人からすると、聴こえるコーダーのほうが近くにいると岩田さんは考える)、聴こえない家族たちと手をとりあい、社会にメッセージを送り、声を届けたい、と考えています。
障害に限らず、誤解や偏見は知識不足から生まれることが多いです。
私たちは正しい知識を身につけなければならないと、優しい気持ちになって考えます。

障害者とどう接するべきなのかというテーマについて乙武洋匡さんが対話形式で答える記事も紹介したいです。その中で、乙武さんが世界中を旅し一番楽だったのが北欧だと仰っています。

『北欧では、本当にたまたま車椅子に乗っているだけの、いい意味で“どうでもいい存在”になれるんですよ。それこそ、日本でいう“メガネをかけている人”みたいな感覚で。
それはなぜかというと、そもそも物理的なバリアフリーが整っているので、障害者から健常者に何かを“頼む”機会が少ないっていうのが大きいと思うんですよね。
お互いが、上にも下にも置かれてない。本当の意味のフラットってこういうことなんだなと。』

 

 声をかけるべき? そっとしておくべき? 乙武さんに障害者への接し方を相談してきた(記事リンク)

 

弊社BIGBOXの発祥コンセプトのフィンランドは、世界最先端の福祉文化の国でその他の北欧国々にはあたり前のこととして存在しているのです。
何だか心が豊かに質実でやさしい気持ちになれるような気がします。

拙者も父親が足を悪くし、以前のように自由に歩けなくなった時、どこかに出掛けるということの難しさを子供として感じたことがあります。
「バリアフリー・温泉」などと検索しても、なかなか出てこない、どうしても行く先々での段差や家族の面倒を考え、本人も出かけるのを遠慮してしまうのです。

乙武さんが言う北欧のような、バリアフリーがもっと日本でも浸透しなければならないと思います。
それがより「フラット」な、分け隔てのない平等な社会をつくっていくのでしょうと思います。
最後に北欧よりログハウスを輸入するbbも段差なし・完全バリアフリーの公共施設を紹介させて頂きます。

 

 

こちらは『夢の丸太小屋に暮らす』主催の2012年ログハウスコンテストでのオブザイヤーにおいて映えある「ホスピタリティ賞」を受賞した作品で高齢者福祉センター、栃木県宇都宮市郊外に建築されたデイサービスになります。
この他にも短期入居老人福祉施設なども手掛けております。

木の空間で生活すると、フィトンチッド効果で転倒する人が減るとも言われております。
心も体も元気になるログハウスが福祉施設にはぴったりです。福祉先進国のフィンランドやスウェーデンでは、多くの公共施設がログハウスや木造化が進んでいる様です。

日本ももっと心も体もバリアフリーに生きられる社会になる様、拙者も微力ながら努力したいと思います。
ログハウスでもバリアフリーは対応可能です。
皆が楽しく暮らせる社会にbbも少しでも協力できたらと思います。

こんな家をログハウスで出来るかな?というご質問、いつでもお気軽にお問い合わせ下さい!

 

 

 

 

ちゅらるの営業日記【2021年09月10日】




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